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論文がアクセプトされました!

昨年度に実施した西宮市在住の高齢者を対象とした調査を解析した論文がThe Journal of Frailty & Agingにアクセプトされました。


”Associations between Dietary Variety and Frailty in Community-Dwelling Older People Who Live Alone: Gender Differences”

(Yokoro M, Otaki N, Yano M, Tani M, Tanino N, Fukuo K)


地域在住高齢者1780名を対象として一人暮らしと同居による食品多様性スコア(10食品群を毎日どれだけ食べているか)とフレイルスコア、その関連性への影響を検討しました。


その結果、一人暮らし高齢男性は同居男性に比べ食品多様性が低く、フレイルリスクが高いことが示されました。しかし、高齢女性ではこのような一人暮らし、同居による食品多様性スコア、フレイルスコアの差は認められませんでした。


一方、男女問わず、同居に比べ一人暮らしにおいて食品多様性スコアとフレイルスコアの間に強い関連性が認めれました。つまり、だれかと同居している高齢者の方よりも一人暮らしの方が、フレイルに対する食品多様性の影響が強くなることが示されました。


この研究から、毎日の食事で様々な食品を摂ることがフレイル予防には重要であること、特に一人暮らしの方は同居の方よりも食事の影響が強くなるため、一人暮らしでも食品数が減らないように健康教育や食環境づくりを進めることが大事であることがわかりました。

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